老若男女の溝を埋める TPOコミュニケーションのエキスパート
戸田久実さんインタビュー Vol.2


久実さんにとっての本とは

ーでは、少し質問を変えまして本についての質問をしてみたいのですが、久実さんにとって本ってどんな存在でしょうか?普段は本は読まれることはありますか?自分の書いた本以外のものも読んだりされますか?

戸田久実(以下 戸田)仕事柄いろんなことを皆さんに伝えている側なので、日々アウトプットだけじゃなくてインプットもしなければいけないなと思うんですね。仕事上必要な本も読みますし、あとはちょっと気になって最近この本書店で見かけるなぁ、話題になってるなぁという本も読んでみたり、時にはとっても時間があれば小説も読んでみたり、様々です。割と本は好きなので読みます。

ーありがとうございます。本をそもそも書きたいなと思った何かきっかけのようなもの。御本を書くって大変な作業だと思うんですね。自分が今まで培ってきたものを言葉にする、言葉に乗せるっていうのはすごく勇気がいるし、結構私の中では魂をこう削って…なんかこう、出し切った!みたいな感じになるじゃないですか。で、著者になるのってすごく勇気がいると思うんですよね。どうして著者になろうと思ったのか、本を書こうと思ったのかというところのお話を聞かせてもらいたいです。

戸田 私は今まで研修や講演で人に何かを話して伝えるという仕事をずっとしてきているんです。そうすると、私の研修や講演を聞いてくれた人にはいろんなメッセージはもちろん伝わるんですよね。ただ、形に残るものって私の仕事上無いなって思ったんです。

なにか色んなことを多くの人に発信したいんだけれど、私の話を研修や講演で聞いてくれた人には伝わる。でも、商品という形ではないので、じゃぁこれを多くの人に届けたいし、戸田久実って何やってる人なんだろう。どういう考えでどういう想いでこういう仕事をしてるんだろう。ということをやはり何か形に残しておきたいなと思ったんですね。

私は話すのは長年の積み重ねで、仕事柄うまく伝えられる、話せるって思うんですけど、書くのってものすごい苦手だったんですよ。だから、いざ本にして残したいな、多くの人に本を通してメッセージ伝えたいな、思ってること考えていることを伝えたいなと思っても、やはり書くのってものすごい私にとってその当時ハードルが高かったんです。

でも、そんなこと言ってるとなかなか踏み出せないので、いろんな方のアドバイスを受けたり勉強会に行ったり、そうしながらやっとここまで本が出せる様になりました。


著者への第一歩は、まず書いてみること。

ー著者になりたい人も今はすごく増えていると思うのですが、その著者になりたい方に第一歩と言うんですかね。本を書くための第一歩ってどんなことをしてみたらいいのかっていうアドバイスはありますか?

戸田 そうですね。本を書くのに、まず私の場合は話すのはいいけど、書くのは苦手っていう意識があったんです。なので、まず書いてみる。そこから私はチャレンジしたので。ブログをそれこそ2年間くらいかな。毎日毎日とりあえず書いてみる。とりあえず、何時間かかっても何十分かかってもとりあえず書いてみる。そこからそれを毎日続けてみる。っていうところから始めてみたんですね。

で、そういったところから始めて、あとは私一人だけじゃなくていろんな方のアドバイスを受けながら私は一回、本を通して何を手にとってくれる人たちに伝えたいんだろうか?やはり役に立つ本でなければ意味がないと思うんですね。自叙伝書くわけじゃないので。だから私は多くの方に本を通して何を伝えられるだろうか、どんな誰かの役に立つことができるだろうかってそういうことを一緒に同時に考えていました。

ー素晴らしいですね。

戸田 ブログからチャレンジするっていうのも一つの手ですね。SNSもありますしね。そのへんも皆さん頑張っていただければいいかなと思いました。

ーでは逆に、久実さんが最近好きな本、というか読んでためになった本とかここで紹介してみたいなっていう本がもしありましたら教えていただけますでしょうか?

戸田 訳書ですが、タイトルが「大人の女はどう働くか」という本です。これは私もこの本の存在を実は知らなくて。約2年くらい前にある編集者さん、お世話になっている編集担当の女性から「この本いいから読んでみて」って勧められてそれで探して手に取りました。

ー訳書というと海外の方が書いた本を翻訳されて発売されている本なんですか?

戸田 はい、そうです。

ー内容を少し教えていただけますでしょうか?

戸田 タイトルが「大人の女はどう働くか」っていうタイトルなので、例えば職場でどんな風に上司や部下の人と関わったらいいのか、仕事においてどんな意識で取り組んだらいいんだろうか。それこそ、かなり細かいことがたくさん書いてあるんですよ。

例えば、無理に笑顔になっていないかとか、言いたいことは明確に伝えられ話せているかとか、社内政治をどう生かしているかとか。割と、「ああ、こういうことって基本的なことだけど、大事だよね」って私の考えと通じるところもあったり、改めてこういう視点も大事だよね、ということが結構細かく書いてあったんです。

ーそれがいまの活動に役に立っている部分もありますか?

戸田 そうですね。やはり海外の方が書いた本といえども、やはりこれって日本の職場や会社、社会の中でも通じる考えですよね、ということが多々ありましたし、そこから私もここに重なるメッセージを研修先で伝えることもあります。

ーありがとうございます。ぜひこれを読んでる方々にもご紹介をさせていただきたいと思います。

一生の中で、仕事の中で役に立つ、何かヒントになった。そう思ってもらえる本を作っていきたい

ーでは、最後にですね、久実さんのこれからのことを教えていただきたいです。これからどんな本を書きたいっていう何か構想はありますか?

戸田 そうですね。このコミュニケーション大百科がまさに私の10冊目の本で、集大成っていうそういう感じだったんです。だからここで10冊目で、コミュニケーション大百科、ここで一回…なんだろう。いろんなことを集大成として出せたという感じではあるんですね。

これからも本は定期的に出し続けたいなとは思っているんですが、まだ実はこういうテーマでっていうのが絞れてはいないです。

でも思ってるのは、やはり手にとってくださった方が「これって一生の中で、仕事の中で役に立つ。何かヒントになった」そう思っていただける本は作っていきたいなと思っています。

できれば、初動で動くということも大事なんですけど長い期間長い間皆さんが「あの時ってこの時ってどうすればいいんだろう?どうすればよかったんだろう?」というその時に、「あ、そうだ、この本をもう一回見てみようかな。」そういう風に活用してもらえる本は作っていきたいなと思っています。




ーありがとうございます。私もOLだった頃があるんですけれども、その頃本当に上司との関係とか悩みがすごく多くて、私的にはこのコミュニケーション大百科という本はロッカーの中に入れておく(笑)。一番下の引き出しにちょこっと入れておいて、何かあったら見るっていうようなことをしたいなって思うんですけれども、これからも久実さんのもとにはたくさんの質問なども出てくると思いますのでぜひコミュニケーション大百科のシリーズものというんですかね、第2弾、第3弾とどんどん具体的になって増えていきそうな予感がするなと思いました。

戸田 ありがとうございます。

ーお仕事自体ではここからさらに発展させていきたいこととか、目指されていることみたいなものはあったりするんですか?

戸田 いま研修や講演で多くの組織、また人に関わっているんですけれども、中にはロングで、何年かに渡ってそこの社員の方、いろんな階層を担当させていただいたり、時には毎年毎年リーダーになったら私の研修を受けるようにそんな風に企画してくださる所も多いんです。

単発ではなくて長い期間、長期に渡ってその人材育成を通して組織開発にまで関われるようには仕事していきたいなと思っています。

ーありがとうございます。とても楽しみです。研修一つで、また本一つでその会社の業績がグーンとあがったりとか、雰囲気がすごく良くなったりとかっていうことも出てくると思うので、本当に組織にとっても救世主なんだな、と今日お話伺って思いました。本日は長い間お時間いただきありがとうございました。

戸田 こちらこそ、ありがとうございました。

カテゴリー:INTERVIEW

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