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オンナの敵はオンナ―男たちにも知ってほしい! 働く女たちの現実

大谷 由里子
きずな出版
発売日:2016-11-19

BOOK REVIEW

今回ご紹介するのは、『オンナの敵はオンナ』(きずな出版/2016年)です。

男性も知るべき働く女性の現実とは?

本文の筆者である私もかつては企業で管理職をしており、部下10名全員が女性だった経験があります。当時は管理職として業務の均質化に努めなければという思いと一方で、彼女たち個々人の悩みを理解しなければならないというジレンマに悩まされていました。女性の方のみならず女性の仲間を多く抱える管理職の方にもオススメしたいのがこちらの一冊です。

著者は大谷由里子さん。現在は有限会社志縁塾の代表取締役をされており、講師養成をされ、著書も20冊近く。それ以前は吉本興業にお勤め。横山やすしさん、宮川大介・花子さん、若井こずえ・みどりさんのマネージャーをされていました。

構成は以下の通りです。

第1章 女が女に裏切られるとき
第2章 生理と子育ては人それぞれ
第3章 恋愛を仕事のバランス
第4章 一緒に仕事したくない女
第5章 涙がこぼれそうなときも
オマケの章 家の中でも、オンナの敵はオンナ?

女性の生き方と人生のステージに合わせて仕事、恋愛、家庭と様々な切り口で取り上げられているのが特徴。本文では「第3章 恋愛と仕事のバランス」を紹介したいと思います。

第3章 恋愛と仕事のバランス

本章中、男性として面白いと思ったのが「夫の女性関係に敏感な妻たち」の件。恋愛感情があってもなくても男性からしたら、プライベートのパートナー(奥さんや恋人)以外の女性から連絡が入る時に相手に変な気兼ねをさせないようにすることはよくあると思います。女性側はどのように考えているのでしょうか?

著者が企画会社を経営されていた時の話。著者のブレーンにイラスト描きの方がいたそうです。ただ、昼間は会社勤めで家庭をお持ちのサラリーマン。携帯電話がない時代の話、仕事の依頼をするのもご家庭への電話が唯一の連絡手段。当初は相手の奥様への取次もスムーズにいったものの、ご本人が不在の時は素気無い対応をされることも度々で、時には関係性も聞かれることもあったそうです。そして最終的には著者も他の方へ依頼することでこの方への電話を終了。

一見読んでみると、「女性への嫉妬」とだけで読んでしまいがちですが、男性としてできることもあるかもしれません。例えば、家族の方にイラストの仕事の依頼が来ること、電話のくるお相手の名前を事前に伝えることだけでもすれば、お互いに不愉快な思いをすることはなかったかもしれません。

その他にも芸能人のエピソード、女性同士が仕事をする上での問題、母と娘や嫁姑など芸能人のマネージャー、母親、主婦など女性として多彩なエピソードが満載の一冊。男子が女心を学ぶにオススメの一冊です。

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