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波風を立てない仕事のルール ~「逆説」の働き方指南

尾藤 克之
きずな出版
発売日:2019-04-19

BOOK REVIEW

今回ご紹介するのは、『波風を立てない仕事のルール』(きずな出版/2019年)です。

著者は尾藤克之さん。現在はコラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員をされています。それまでは、代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員をご経験されています。

穏やかな毎日を望む人に必要な一冊

本著のターゲットとしているのはサラリーマンの方。会社員の場合は、自分に落ち度がなくても、謝罪をせざるを得なくなる、責任を取らされる、最悪の場合は職を追われる、そんなことが多いと思います。そんな時、理不尽さに燃えて行動を起こす方もいれば、逆にその後の自分自身の進退を考え行動を踏みとどまる人もいるはず。本著は後者が理不尽なケースをかわし穏やかにサラリーマン生活を送るための一冊になっています。

本著の構成は以下の通り。

第1章 事を荒立てない謝罪の鉄則
第2章 危険を冒さずリスクをかわす
第3章 上司に気に入られる仕事術
第4章 ご機嫌を取ってうまいことやる
第5章 文章で下手を打たないために


中でも今回は、「第1章 事を荒立てない謝罪の鉄則」 を紹介したいと思います。

事を荒立てない謝罪の鉄則とは?

事を荒立てない謝罪の鉄則とは具体的にどのようなものでしょうか?以下がルールの一部になります。


「トラブルが起きたら犯人探しより謝り方が勝負」
「相手に選択を委ねる」

(目次より一部抜粋)

例えば実際にトラブルが起きたとき、原因究明とその後の再発防止策を講ずることは大切ですが、それよりも先に必要なのが適切な謝罪をすることにより、自分自身への印象を悪くしないこと。過去にも適切な謝罪が遅れたために、会社や団体そのもののイメージが悪くなった例も挙げられています。
また約束の時間に遅れた場合、相手にどのように伝えているでしょうか。ほとんどの方が交通機関の遅れなど外的要素を「言い訳」にしていることが多いと著者は述べています。しかし、外的要素も先を見越しての行動はできるので、謝罪を先にし、その後の選択権を相手に与えることが大切だと言っています。いずれのケースも受け取り手の考えを見越した上で自分のできる最善を尽くすことの大切さが伝わると思います。

そして全体を通して、見ていただきたいのが目次。目次の項目を一つ一つ見ながら、自分のできているところ、不足なところをチェックするだけでも波風を立てない仕事のルールができてくるはずです。

仕事に慣れ、自分のやりたいことと会社の方針にズレを感じ始めている若手のサラリーマンの方にも、上司と部下の狭間で最大のパフォーマンスを発揮しなければならない中間管理職の方にもオススメできる一冊です。

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