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メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

前田 裕二
幻冬舎
発売日:2018-12-24

今回ご紹介するのは、「メモの魔力」(幻冬舎/2019年)です。

「メモの魔力」とは?

著者は前田裕二さん。前田さんは仮装ライブ空間であるSHOW ROOM株式会社の代表取締役をされております。大学卒業後は外資系投資銀行に入行し、NYで活動をされたのちにDeNAに入社、その後仮装ライブ空間「SHOW ROOM」を立ち上げられております。
上記の経歴だけ見ると、華やかに見えるのですが幼少期に不遇な境遇にあり、その中で培われたのが「メモ」を取り、物事を考え、行動に移す力だったそうです。

主な構成は以下の通り。

序章 「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
第1章 メモで日常をアイデアに変える
第2章 メモで思考を深める
第3章 メモで自分を知る
第4章 メモで夢をかなえる
第5章 メモは生き方である
終章 ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう

メモを取ることの効用とは?

冒頭でメモを書くことの効用は、1.知的生産性が増す、2.情報獲得の伝導率が増す、3.傾聴能力が増す、4.構造化能力が増す、5.言語化能力が増す、以上の5点と述べられております。そして大切なのはメモを取ることの大切な価値観。著者は以下のように述べています。


何らかの目的を持って、日々、あらゆる情報に対して、毛穴むき出し状態でいられるかどうか。身の周りのあらゆる情報にアンテナを張り、そこから何らかの知的生産を行う意識を持てているかどうか。この、弛まぬ知的好奇心と、知的創造に対する貪欲なスタンスこそが、メモ魔として最も大切にすべき基本姿勢であり、この本に出会ってくださった皆さんにフォーマット以上に身につけて欲しい素養です。

(本文より)

メモを取るのは単に見聞きしたことを紙に残す行為なのではなく、見聞きした事実から考えたこと、感じたことを書き、更にビジネスのアイディアまでまとめていらっしゃいます。その考えに基づきノートを具体的にどのように使っているのかまで説明されています。

ビジネスミーティングなどでは、メモを取る際も「ファクト(事実)→抽象化→転用」の流れで書くと、ビジネスアイディアからプロジェクトの立案、それに基づくto doまでできるのだとか。実際に本文で著者と部下の方がファミリーレストランで「小籠包」とトークテーマを決め、「小籠包」を抽象化。「小籠包は人生」という問いとその理由を列挙する、なんてことをされているそうです。

そして、この著書がすごいのがメモをビジネスのみならず読者自身の人生設計、自己実現にまでフォーカスしている点。巻末の1000この自身への振り返りワークはやる価値があると思います。 メモを取ることで自身のビジネス、そして人生を変える一冊です。

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