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最短最速で目標を達成するOKRマネジメント入門

天野 勝
かんき出版
発売日:2019-02-20

BOOK REVIEW

今回ご紹介するのは、『最短速度で目標を達成するOKRマネジメント入門』(かんき出版/2019年)です。

まず、著書のタイトルにもなっている「OKR」とは何でしょうか?Objective Key Resultの略で、組織やチーム、個人のありたい姿を達成するためのツールです。

Objectiveは「こうありたい」という姿を表したものです。
(中略)
Key Resultは、Objectiveがどのように達成しつつあるかを端的に測るための指標です。

(本文より)

現在、OKRはGoogle、インテル、Facebook、メルカリなど成長企業の多くが使っている目標達成を目指すフレームワークです。OKRと同様のツールとしてKPI、PDCAなどがありますが、前者は組織全体の最終目標とその通過点を示しているのに対し、後者は組織全体の目標を受けて、いつまでにどれくらいのパフォーマンスを上げるかを示すためのものです。OKRはKPIやPDCAの上位概念に当たるものになります。本著では企業の例を挙げておりますが、チームや個人でも有効なツールです。

著者は、天野勝さん。現在株式会社英和システムマネジメント コンサルティングセンター長をされていてOKR Japanのマスターファシリテーターの第一号の方です。本著はOKRの普及を行う日本団体のOKR Japanが監修を行っております。

本著は下記のように構成されております。

Chapter 1 OKRの基本
Chapter2 OKRの始め方
Chapter3 チームでOKRを使う
Chapter4 組織でOKRを使う

今回はChapter1「OKRの基本」の中から「OKRのメリット」、Chapter2「OKRの始め方」の中から「チームのミッションを決める」をまとめていきます。

目標達成ツールOKRのメリットとは?

OKRのメリットとして以下のものが挙げられます。

  1. 大きな成果が得られる
  2. メンバーが当事者意識を持って仕事を行える。
  3. チャレンジしやすくなる
  4. 活動の進捗が見える
  5. 他部署やチームと協力やすくなる

OKRの最大の特徴はメンバー参加型であること。OKRを決めるところからメンバーが参加し、OKRを使って仕事を進めます。その過程ではお互いの活動の進捗が見え、他の部署やチームとの協力がしやすくなることから、個人としてのパフォーマンスも最大限発揮できるのです。

チームのミッションを決める

チームのミッションの決め方は「えいやっ」とトップダウンで決める方法もありますが、それはオススメできない理由として著者は下記のように述べています。

メンバーが思っているミッションはそれぞれ少しずつ認識が異なっていることが常です。

(本文より)

チームメンバー各々が認識しているミッションを、お互いにシェアできていないと、トップダウンで決めても個人同士の認識が相違していたら、パフォーマンスの向上にはつながらないからです。

本著では、チームの顧客像を明確にし、“チームの顧客が望んでいることを書き出す、そしてチームが提供できることを書き出すことをやっている”という具体例も紹介されております。

企業のみならず、個人事業主でもチーム、個人のミッション、目標、そしてそれに伴うパフォーマンスの最大化が求められている時代だからこそ、こちらの一冊でその仕組みを学んでみませんか。

カテゴリー:BOOK INDEX, 天野 勝, 著者ア行
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