BOOKS
残業ゼロのノート術

石川 和男
きずな出版
発売日:2019-02-19

BOOK REVIEW

今回ご紹介するのは、「残業ゼロのノート術」(きずな出版/2019年)です。

著者は石川和男さん。建設会社の部長、大学講師、時間管理コンサルタント、セミナー講師、税理士、ビジネス書作家の6つの仕事を掛け持ちするするスーパーサラリーマン。20代後半から一念発起し、本書で紹介されているノート術を活用しながら様々な成果を挙げられております。

残業をゼロにすることで見えてくる世界とは?

当初私が本書を手にした時、なぜ「残業ゼロ」がテーマなのかが疑問でした。残業時間削減自体はそれほど珍しいテーマではないと思っていたからです。しかし、本書は違います。副業やマルチタスクワークと言われている昨今、残業ゼロにすることで自己実現を図りましょう、という提案書なのです。

構成は以下の通りになっております。

  1. あなたを悩ます残業の原因
  2. 残業をなくす「やることノート」
  3. 残業をゼロにする時間の使い方
  4. 自分もチームも残業させない仕事術
  5. 仕事を加速させる「目標」の威力
自分のやることをノートに書き出すことの大切さ

冒頭では、著者が20代後半で資格試験の勉強をしながら目標達成をされたご経験から残業の原因、デメリットが挙げています。そして残業をゼロにするためにノートを活用し、書き出し、実行することの大切さを伝えております。

ノートに書き出すポイントは下記の3点。

  1. やることを全て書き出す
  2. 達成したら歓喜の赤丸をつけてモチベーションをアップさせる
  3. 終わらなかったことには屈辱の青丸をつける

ノートに書き出すだけで自分のやるべきこと、やらなくてもいいことが明確になり仕事の優先順位が明確になります。そして、残業ゼロにするための時間管理法やチーム全体での残業ゼロにするための仕組みが書かれております。

目標を設定することの威力とは?

5章の仕事を加速させる「目標」の威力についてです。市販の自己実現本、成功本では目標設定やマインドについて書かれていることが多いのですが、本著は時間管理の観点から書かれております。

各種試験に限りません。たとえば小説を書く、会社を辞めて起業する、筋トレとダイエットで生まれ変わる…どれも人生を変える重要なことですが、緊急性がありません。だから目先の3つの仕事を優先し、つい先延ばしにしています。

(本文より)

上記の3つの仕事とは、「重要かつ緊急な仕事」「重要ではないが緊急な仕事」「重要でも緊急でもないな仕事」のことを指し、自分の成長や自己啓発に必要な「重要だが緊急ではない仕事」に時間を割かない人がほとんどだからこその著者のメッセージなのです。

また、目標を書くことで問題点や解決策が見えることやカラーバス効果により、関連するものが目につきやすくなり色彩豊かな輝いた目標に変わるとも。本当は残業をゼロにして自己実現を図るためのアドバイスが本書の目的なのです。

サラリーマンとして仕事をしながら自己実現を図りたい方、そもそもの時間管理をされたい方にオススメの一冊です。

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