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劇場化社会 ~誰もが主役になれる時代で頭角を現す方法~

櫻井秀勲
きずな出版
発売日:2019-03-15

BOOK REVIEW

今回ご紹介するのは、「劇場化社会」(きずな出版/2019年)です。

著者は櫻井秀勲さん。櫻井さんは現在88歳できずな出版の代表取締役をされております。大学卒業後は遠藤周作、川端康成、三島由紀夫、松本清張などの小説家の編集、女性自身の編集長を経たのちに55歳で独立し作家デビュー。著作は200冊を超えております。また6年前の2013年にきずな出版を設立現在に至ります。

誰もが主役になれる時代に頭角を表す方法とは?

著書のサブタイトル「誰もが主役…」の後に帯に目をやると「SNS、Youtube…」と書かれていて、一見するとSNSで活躍するための著書に見えます。しかし、「劇場化社会」とはフワフワしたものではなく、誰もが自分の立ち位置を決め、その立ち位置で稼ぐ覚悟を決めることだと伝えています。構成は下記の通り。

第1章 「個」の時代に変化している社会
第2章 迷わずこの道を究めよう
第3章 自分に価値をつける学びの技術
第4章 上位の人たちから可愛がられる法
第5章 自分を売り込むテクニック
第6章 舞台に立ったときの振る舞い
第7章 劇場化社会における男と女
第8章 自分を知り、いますぐ行動へ

「私なんて!」はドブに捨てる!

そして第2章にこのような一文があります。


「私なんて!」はドブに捨てる!
(中略)
もしあなたが臆病だったら、あなたの人生は確実に「貢ぐ一生」になります。
(中略)
現在は、何でもいいから、自分の中に主演を張れる役柄を育てなければなりません。5人でも10人でも、感心してくれる観客を作りましょう。

(本文より)

自分の立ち位置を決めるために、「何で稼ぐか」を決めること、そしてその稼ぐ種は誰も持っていて、例えば楽器演奏を極めることなどにもあるということを教えてくれています。

そのために、これからの社会は劇場化社会になることを知り、信じること。そして自分の立ち位置から主役、準主役、端役いずれかからスタートすべきかを見極めることが大切だということ。だからこそ劇場化社会で舞台に立つ人は度胸がすわっていないと舞台から下されるということもあるのです。

自由と豊かさに狙いを定める

普通は高齢になると、ご自身は本業から引退され特段の活動はされないのですが、著者は88歳という高齢でありながら、自身が後進に残せるものは何かを考え行動をされております。その例として、実際3つのオンラインサロンを運営されております。一つは知性と教養、一つは異性の心を掴む知識や情報の伝授、もう一つは愛と仕事の魔術。これまでたくさんのノウハウを培ってきた著者のような方のみならず、得意分野を持っていれば若くても十分可能だと述べてます。そしてこれからの社会でのあり方の提言が下記の通り。

これからの社会は、名誉と社会的地位が目標ではなくなります。そんなものより、実質的な自由さと豊かさのほうが、はるかに大事です。

(本文より)

会社経営、個人事業主の方には具体的なノウハウが、そしてサラリーマンにはこれからの自分の人生のあり方から教えてくれる一冊です。

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