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いまの職場、ラスト3か月

渋谷文武
きずな出版
発売日:2019-02-19

BOOK REVIEW

今回ご紹介するのは、「いまの職場、ラスト3ヶ月」(きずな出版/2019年)です。

著者は渋谷文武さん。株式会社インタメプロダクション代表取締役で一般社団法人キャリア教育協会の代表理事。セミナー講師として全国区での活躍をされており、ベストセラー作家、コンサルタント、アナウンサー、学生、主婦など幅広い層から絶大な支持を受け、メンターと仰がれている方です。

なぜ「いまの職場、ラスト3ヶ月」なのか?

会社勤めの方で「もうこの仕事やめたい!」大なり小なりそんな気持ちに駆られた方は多いのではないでしょうか。そんな方に対して、一度冷静な気持ちになり、3ヶ月間できることを具体的にトライしようということを提案している一冊です。なぜ3ヶ月なのか。例えば、会社を退職すると想定し1ヶ月の場合は引き継ぎと有休消化で自分を変えるにも十分な時間がないこと。半年から1年だと逆に時間を持て余すことが考えられるからです。

構成は以下の通り。

第1章  人生のカウントダウンは、いまこの瞬間も進んでいる
第2章 どんな人間だって、底辺からでさえ這い上がれる!
第3章 強制的に成果が出る「劇薬のような環境」をつくれ
第4章 「自分」という主人公のことを、あらためて理解しよう
第5章 「あなただから・・・」と言われる最強の仕事術
第6章 どこでも通用する、自分ブランドのつくり方
最終章 YouTubeを使って、さらに頭ひとつ抜け出そう

3ヶ月でできることは何か?

では、著者が3ヶ月でできる具体例のうち、2つ挙げてみます。

1つ目は「仕事の定義を変える」こと。皆さんは仕事をどのように捉えているでしょうか。「生活のため」「退屈なもの」「普通」「わりと好き」「報酬が無料でもやりたい」「お金を払ってでもやりたい」と6つのステップに分かれます。その中でどのタイプの方が生き残るでしょうか。実は最後の「お金を払ってでもやりたい」タイプなのです。それだけの気持ちがあれば仕事も丁寧にできるし、それが周囲の信頼を勝ち取り、次の仕事に結びつけることができるからです。

2つ目は「いまの勤務先を自分の最初のお客様」という気持ちで接すること。いまの勤務先を辞めるにしても、転職や独立をするにしても、いまの勤務先が自分の最初のクライアントであればこれほど嬉しいことはないはず。そのような気持ちがあれば、依頼された仕事の納期前に提出する、仕事以外のところでの気遣いをし、いい意味での気遣いをするなど信用を積み重ねることで仕事にも面白さが出てくるはずなのです。

起業、副業など目の前のキラキラしたことに飛びつきそうな昨今ですが、その前に目の前にある仕事の大切さを教えてくれる一冊です。

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