BOOKS
説明は速さで決まる ~ 一瞬で理解される「伝え方」の技術 ~

中村 圭
きずな出版
発売日:2019-05-21

BOOK REVIEW

今回ご紹介するのは、『説明は速さで決まる』(きずな出版/2019年)です。

著者は中村圭さん。博報堂所属のコピーライター。世界最高の広告賞であるカンヌ国際クリエイティビティフェスティバルの金賞や、国内最高の賞であるACCのゴールドを受賞。世界各国の30歳以下のプロで争われるヤングスパイクスの日本代表にも選出されシルバーを獲得するなど、国内外で80以上の賞を獲得しています。

一瞬で理解される「伝え方」の技術とは?

本著は、言いたいことがあるのに、途中で言葉に詰まってしまう方、「話がよくわからなかった。」などと言われてしまう方に向けて解決方法が見つかる一冊。解決方法は「速い説明」。「速い説明」とは、端的にわかりやすく説明をすること。説明本でありがちな「ポイントは3つある」も今の時代では「ポイント3つもあるのか」と受け取られかねないのです。それでは速い説明はどのようなものでしょうか。構成は以下の通り。

序章 説明にスピードが求められる時代になった
第1章 ターゲット思考
第2章 最速説明マップ
第3章 透明ルート標識
第4章 脳内ナビ・ワード
第5章 無意識クラクション
終章  シチュエーション別でみる「説明のコツ」

今回は「序章 説明にスピードが求められる時代になった」、「終章 シチュエーション別でみる『説明のコツ』」のサマリーをお伝えします。

序章 説明にスピードが求められる時代になった

情報過多の時代になり、短い説明の重要性が増しています。一方で、長い説明をする人はそれだけで嫌われ、低く評価されていて、電話ですらも嫌がられることもあります。説明は「聞いてもらえない」前提で話をしなくては聞いてもらえないのです。しかし、頭の中で自分の考えを煮詰めることができる傾向になる口ベタな人は、説明のテクニックを身につけることで、速い説明を身につけ飛躍することができます。

終章 シチュエーション別でみる「説明のコツ」

本章では、シチュエーション別の説明のコツがまとまっています。上司や部下などの人間関係に関わるもの、打ち合わせやプレゼンテーションなどビジネスに関わるものなど様々。ただ、人間関係で共通するのは上司であれ、部下であれ相手の安心感を与えることが大切。上司であれば、上司の受け入れやすいやり方、話し方を取り入れること、部下であれば失敗談を盛り込んで相手との距離を縮めることで話をする時間自体を短縮する。ミーティングであれば、事前に話したいことをまとめる、進行役であれば発言者の発言一覧を話を聴きながらまとめるなどをしてミーティング自体の時間を縮める。そんな工夫をすることで説明に速さを求めることができるのです。

また第1章〜第5章は説明をまとめるまでのプロセスがコピーライターの著者ならではの視点で紹介をされており、読み進めながらワークをしていくとシンプルな説明ができる仕掛けにもなっています。日頃使っているからこそ、自身のコミュニケーションを見直す意味でも読んでいただきたい一冊です。

カテゴリー:BOOK INDEX, 中村 圭, 著者ナ行
おすすめ情報
ページトップに戻る