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HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン) の教科書 (シリーズ こころの教科書)

上戸えりな
clover出版
発売日:2019-04-30

BOOK REVIEW

今回ご紹介するのは、『HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の教科書』(クローバー出版/2019年)です。

著者は上戸えりなさん。1986年沖縄県生まれの二児のお母さん。カウンセラーを目指し、大学は心理学部に進むも、ウェディング業界に魅力を感じ、卒業後はその道へ。「HSP」の言葉すら知らなかったものの、その気質の特長を大いに活かし、フリーランスのウェディングプランナーなどで活躍。出産を機に一旦職を離れた時に「HSP」という言葉に出会い、現在HSPの認知度向上と、HSPに関するあらゆるアドバイスを精力的にされています。

本著の構成は以下の通り。

第一章 HSPってなぁに?
第二章 HSP気質との向き合い方
第三章 HSPと日々の生活のヒント
第四章 HSPと人間関係
第五章 自分を好きになり、大切にする方法
第六章 HSPと恋愛・結婚
第七章 子育てとの関わり方

こちらでは、第一章HSPってなぁに? 、第二章 HSP気質との向き合い方についてお伝えしたいと思います。

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは何か?

HSPとはHightly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略。簡単にいうと「繊細・敏感・感受性が豊か」な気質を持っている人。具体的な項目にすると下記の通りです。

・いろんなことに気付きやすい。
些細な仕草、言動から相手の意図を読み取ることができる。
・いろいろなものに深く感動できる。
周りからは気にしすぎ、考えすぎと言われる。
・騒音が苦手。
・団体行動が苦手。

(本文より)

本著にはチェックリストもあるので、自分がHSPかどうかを簡単に診断することができます。また、HSPの基本性質として、些細な変化に敏感、自分と相手の線引きが難しく、相手軸になりがち、無意識に無理しがち、直感が鋭い、五感が鋭い、自分に自信をなくしやすいなどが挙げられます。

HSP気質との向き合い方

第2章ではHSPと向き合うための4つのステップが紹介されています。
4つのステップとは、
ステップ1 自分を知る
ステップ2 リフレーミングで自分を更に好きになる
ステップ3 自分を癒す
ステップ4 周りとのバランス力を身につける

「自分を知る」というのはHSPをあるがまま受け止めること。HSPの特徴を知り、その言葉だけにとらわれないこと。そしてリフレーミング手法をとることで自分を好きになること。また、他人との関係においても、自分を大切にするために自分の中の優先順位を決めること、自分の価値観を見直すこと、そして優先順位を決める際に人生に関わることではなく、日常生活で仕事上のto doリストを作成するなど自分のできるところから始めることが良いことだと伝えています。

そして、本著全体に流れているテーマは「自分を大切にすること」。もしかしたらそれはHSPに限らずに言えることかもしれません。自分の価値観を見直したいときなどにも手にとっていただきたい一冊です。

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