情熱!人材育成
株式会社 新規開拓 代表取締役社長
「朝倉千恵子」さんインタビュー

株式会社 新規開拓 代表取締役社長 朝倉千恵子先生:(以下、朝倉先生):私は、企業の人材教育・育成のお手伝いをさせていただいております。また女性の自立を支援したくて、女性の営業塾「トップセールスレディ育成塾」を開講しています。現在は、全国に2500名の卒業生がいらっしゃいます。

これからの時代、女性達がさらに輝いていただけるように、 活動を広げて行こうと思っております。どうぞよろしくお願い致します。

—–朝倉先生の著書「仕事も人生もうまくいっている女性の考え方」では、多くの女性が頑張ることに疲れてしまっている時代だと書かれていました。その背景は何でしょうか。

朝倉先生:私が全力投球で生きてきた平成時代は、「女性活躍推進」という言葉がまだ聞こえてこない時代。女性が男性と同じ様に頑張っていこうと思ったら、肩に力を入れて、がむしゃらに、懸命に走らなくてはならない。そうやって仕事の成果、結果、肩書きを掴み取っていくしかなかった。

しかし令和に入ったこれからの時代は、ガチガチに肩に力を入れて、殺伐とトゲトゲしい働き方・生き方ではなくて、もっと丸く生きることが求められているのではないかなと感じました。今回の本は、これまで私が書いてきた書籍とはタッチを変えて書いてみました。


—– 頑張っているのにうまくいかない、思い通りの結果が得られないというのはどんな原因があるんでしょうか。

朝倉先生:例えば仕事で成果を出している女性達は、男性に負けじと一生懸命働いています。そういった女性の皆様は、 女性性だけを認められたい訳でない。つまりビジネスパーソンとして、「Woman」ではなく「Human」として認められたい、という想いを持っている人って多いと思います。

仕事のできる女性はIQが高いと思うんです。IQが高くなければ仕事の世界では通用しません。ところがどんなに IQ が高くても、愛嬌がなかったら愛されないですよね。男性から見た時に、やはり可愛げがなくなってしまう。一方で、「愛嬌さえあればいいんでしょ」という考え方もあります。しかし愛嬌だけあって、IQ が低いと飽きられてしまいます。

つまり、私は「IQが高くて、愛嬌があったら、最強。」と考えています。この最強女性を育成したいと思い、女性限定塾「トップセールスレディ育成塾」を開講してきました。塾に入塾してくださる女性は、どちらかと言うと男性に甘えることが苦手で、自分をどの様に表現していいかわからない方が多くいらっしゃいます。

仕事のできる女性が、主張の仕方を間違えると角が立つことがあります。男性がカチンときて「女性は面倒くさい、邪魔だ」と思われがちなんです。

女性達が「言い回しを変えることで、メッセージの伝わり方が変わる」ことが分かると、より仕事や生活で輝くことができるようになります。そこで「少し丸くなることで、メッセージ性は変わる」ということを、今までお伝えしてきました。

伝え方や想いの表現方法を変えることで、相手の受け取り方・伝わり方が変わり、良い変化が起こってきます。

—–「言い回しを変えた愛嬌の出し方」のワンポイントレッスンはありますか?

朝倉先生:例えばこの様な場面。タバコを吸ってはならない場所で、お客様がタバコを吸い始めました。その時にお客様を指摘しなくてはなりません。 その時に、パターンAは、

「お客様こちらは禁煙席でございます。おタバコはあちらの灰皿をご利用ください!」という伝え方をする。

パターンBは、「お客様こちらは禁煙席でございます。恐れ入りますがおタバコはあちらの灰皿をご利用いただけませんでしょうか?」と語尾を「?」に変えた伝え方。

パターンAの感嘆符をパターンBの質問話法に変えただけで、全く感じ方が変わりますよね。

正論が悪いわけではないのです。しかし正論の主張の仕方を間違えると角が立ちます。最近は、このことをさらに加速して、女性の皆様にお伝えしなくてはいけないと感じています。

朝倉先生:これは営業の世界でも全く同じです。

例えばお客様から「値段が高い」「間に合っている」「検討します」「いりません」という断り文句をもらった時に傷つきますよね。この断り文句を言われた瞬間に一瞬怯んでしまう。それを怯まずにクッション言葉を使って受け止めて、質問で切り返せば、会話のキャッチボールは成り立つんです。

今から三つのパターンをお見せします。私の伝え方にご注目ください。

「これ高いよね。」

「率直なご意見ありがとうございます。高いからこそのメリットについて3点お伝えしてもよろしいですか?」

同じセリフでも、話し方・言い回し・声のトーンと強弱・間の取り方によって、相手が首を縦に振ってくださるか、拒絶するか、引いてしまうか決まってしまうんです。

—–全く印象が違いますね。

感嘆符を質問話法「?」にするだけで、同じセリフでも、伝わり方が変わります。その結果、相手は首を縦に振ってくれる様になる。敵を作らずして、自分の思いを正しく相手に伝えることができるようになります。

—–仕事も生活もうまくいっている方の共通点や、特徴はありますか?

朝倉先生:本当にしんどい時代を乗り越えた人は、笑顔が美しいです。辛さ・苦しさを隠すために、一生懸命笑ってるんですね。楽しいから笑うのではなくて、笑ってるうちに心が後から付いてきます。

表情筋を笑顔に変えることで、マインドが明るくなってきます。逆に常にブスっとしていたり、暗い顔をしていたりすると、近寄りにくいですよね。周りもそのバリアを見て、近づこうとはしません。

うまくいってる人の共通点は、笑顔が美しいということです。意識しないと自然な笑顔は出てきません。

—–普段自分がどんな表情をしているか、チェックしておくことは大事ですね。

朝倉先生:自分の顔は自分では見えませんから、鏡を使って、表情筋トレーニングをすることも大事です。携帯電話やスマホのカメラで、素の表情と笑った表情と撮影して、見比べてみてください。

素の表情と笑顔では、相手に与える印象がどのように違うか、知っておくことは大事です。便利なツールがありますから、それを使ってトレーニングをすることをオススメします。

—–朝倉先生が研修講師や、トップセールスレディ育成塾を始めたきっかけを教えてください。

朝倉先生:私は35歳の時に初めて、営業の世界に身を置くことになりました。23歳の時に結婚しまして、24歳・26歳の時に出産しました。そして32歳の時に、9年間の結婚生活にピリオドを打ちました。

離婚をしたことで、人生が完全に変わりましたね。生活力を身につけるために、株の業界に入りました。最初はうまくいったのですが、最終的には4000万円の借金を作ってしまって。その借金を返返済するために、仕方なく選んだ仕事が、営業の仕事です。

この営業の仕事を通して、本当に人生が変わりました。営業未経験でありながら、1年目から新規お客様開拓はトップを獲ることができました。そして3年で総合トップを獲ると決めて、その通りの結果を出すことができたおかげで、2002年に1冊目の営業の本を出版するに至りました。

もしもあの時に営業の仕事を拒んでいたら、おそらく1冊も本は出すことができなかったと思います。その後、働く女性の応援団長になりたいと思いまして、2003年9月27日に女性限定の営業塾「トップセールスレディ育成塾」を開講しました。

起業した目的は、女性の自立を支援するためです。仕事の現場においての実情は、男性教育が90%を占めています。「女性の活躍を応援したい」というメッセージはあれど、実際のところは、まだまだ女性達が営業の世界やビジネスの世界で活躍している現場は少ない。

それをなんとかしたいと思い、塾を立ち上げて、今も女性の自立を応援しています。

—–どのような方がトップセールスレディ育成塾に参加されていますか?

朝倉先生:「女性限定の営業塾 トップセールスレディ育成塾」という名前ではありますが、実際は営業職に身を置いている方々が46%、54%の方は営業未経験です。

女性限定の営業塾というタイトルなので「私には関係ないわ」と思われがちです。しかし「自分を売る」という点においては、人生そのものが営業ですから、誰が受講しても多くの学びを得ていただけると思います。「どんな女性にも受講してほしい」そんな内容の塾に構成されています。

—–ただ営業スキルを身につけるための講座ではないのですね。

朝倉先生:お酒もどこで飲むか以上に、誰と一緒に飲むかによって味が変わりますよね。旅もそうです。どこに行くか、誰と行くかによって、楽しみ方が変わる。

そういった意味では、「自分自身の存在が周りに好かれるためには、どうあるべきか」を勉強して損はないと考えていています。そして、そのための方法を営業塾で教えています。

—–これまでの受講生の方々の成果を教えてください。

朝倉先生:営業未経験でありながら、塾に通い「営業をやってみたい」と思うようになった。その後、パートからスタートして正社員になり、今は建設会社の社長になっている方もいらっしゃいます。

その他にも時給860円のアルバイトだった方が、200人以上の企業の女性初の取締役になったこともありました。

また通常の営業塾や講座では、「同業者お断り」というところが大半を占めています。例えば弊社の社員が、他の教育会社様の学びを得たいと思っても、「ノウハウを盗まれる」という理由から断られてしまいます。

ところが私達の講座は、同業者の方もウェルカムです。大いにノウハウを吸収していただきたいと考えております。

そして私達が「TTM」と「TTP」とお伝えしているものがあります。それは「TTM=徹底的に真似て、徹底的に学ぶ」「TTP=徹底的にパクる」ということです。

講師の方が学べば、その講師から学びを得た受講生も変わっていく。だから同業者の方でも、たくさん学んで実践していただきたいです。そして、そこでの経験や知識をどんどんGIVEして、還元していってほしいと考えています。ですから、受講生には現役で講師をされている方も多いですね。

—–朝倉先生ご自身が壁に当たった時は、どんな取り組みをされていますか?

朝倉先生:壁は目の前にあるように見えますが、実は横にも後ろにもあります。それを避けてしまうと、いずれ必ず、同じような壁が自分の前に立ちはだかることになりますね。

だから「壁は乗り越えるよりも、ぶち破れ」ということを大事にしています。

自分がぶち破ることで、後から来る人は楽に通過することができます。壁を乗り越えた場合、自分は良いかもしれないけど、次の人が乗り越えられない可能性がある。

そのためいつも「ファーストペンギンになりたい」と思い、行動しています。

未経験のことに取り組む時は緊張もしますし、毎回ドキドキします。でも現状維持は衰退です。新しいことにチャレンジしようとすると、必ず高い壁が目の前に現れますよね。それをどうやってぶち破るか、日夜考えています。

—-今後の活動を通して、作り上げたい世の中のビジョンはありますか?

朝倉先生:私は「教育を通して、日本を、アジアを、世界をより良くしていきたい」と思っています。併せて「幼児教育から、最後にお世話になる介護の分野まで、教育を通して良くしていきたい」という明確な夢があります。

そのために、たくさんの方々に良い影響力を与えられる、そんな株式会社新規開拓でありたいです。社員1人1人が、お客様に信頼され愛される。周囲の方々に「この人と出会ってよかった」と、思っていただけるような社員づくりをしたい。

さらにトップセールスレディ育成塾の塾生たちが、もっともっと社会の中で輝くことを目指しています。「塾生のあり方が組織を変え、会社を変え、やがて日本を、アジアを、世界を変えて行く」そんな明確なビジョンを持っています。

—–最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。

朝倉先生:私は過去を振り返った時に、自慢ができるようなことは1つもありません。むしろみっともない、恥ずかしい、消しゴムで消せないことが、たくさんあります。ですが人生は、たった1回しかありません。過去を悔いたところで、問題解決にはなりませんよね。

どんなに頑張っても過去を変えることはできない。それでも「消してしまいたい過去でさえ、今が充実していると、その過去に感謝ができるんだ」ということを身を以て体験しました。

今、しんどくて、苦しくて、辛くてどうしていいか分からない、そんな方がもしいらっしゃれば、私達は「愛と勇気のミニセミナー」開講していますので、ぜひご参加ください。また丸ビルにあるオフィスにも、訪ねて来て下さると嬉しいです。

ほんの少しの時間を共有するだけでも、これから先の未来をどう乗り越えていけば良いのか、というヒントを提供できるのではないかと考えています。ぜひお会いできると嬉しいです。

朝倉千恵子(あさくら ちえこ)
株式会社 新規開拓 代表取締役社長
自らの経験を生かした研修・講演は 多くの企業から支持され、リピート率は98%を誇る。

小学校教員を経て、専業主婦となるも離婚をし、35歳のときに多額の借金を抱え人生の崖っぷちに立つ。再起を目指し中途採用された教育会社で、営業経験ゼロからわずか3年で他に10倍以上の差をつけるダントツトップセールスに。2001年独立。03年オフィスを東京・日比谷の帝国ホテルタワーに移転し、04年株式会社新規開拓を設立。現在は丸ビル(東京都千代田区)にオフィスを構える。社員教育コンサルタントとして全国を飛びまわり、自らの経験を生かした渾身の研修・講演は多くの企業から支持され、高いリピート率を誇る。 また、女性の真の自立支援、社会的地位の向上を目指した「凛」として生きる女性のための仕事塾TSL(「トップセールスレディ育成塾」)を主宰。卒業生は2,400名を超える。これでもか!と襲いかかる困難と、それに前向きに立ち向かい乗り越えてきた経験。波乱万丈な人生を歩んできたからこそ生まれた考え方や事例は人々に愛と勇気を与え、やる気をみなぎらせる。サナギが蝶になるように、劇的な変化と美しさを手に入れることができるTSLは、いま全国各地から多くの女性たちの注目を集め受講生のネットワークが広がっている。


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